名刺にQRコード(二次元バーコード)を載せておくと、名刺を受け取った相手は、バーコードリーダーやスマホで読む込む事ができるので利便性が高まります。
QRコードには、名前や電話番号、E-mailやURLなど様々な情報を載せる事が可能です。
名刺印刷向けのQRコードを作ってみましょう。イラストレーターとフォトショップを使用してご説明します。
QRコードの作成方法
QRコードには、さまざまな情報を載せる事が可能ですが、あまりたくさん内容を詰め込みすぎると、黒い点々(セル)のサイズが小さくなってしまい、読み取りが出来にくくなる場合があります。
文字数によりますので一概には言えませんが、QRコードに載せる内容は手入力が面倒なメールアドレスやホームページアドレスなど、ある程度絞り込んだほうがよさそうです。
読み取り可能な文字数は、QRコードの大きさや、読み取り補正機能のレベルによって異なります。又、バックに白い余白が必要ですし、色は黒一色をおすすめします。
読み取り補正機能
QRコードには、QRコード自体が汚れていたり破損していても、正確に読み込み出来るようにしてくれる補正機能が設定出来ます。補正出来るレベルは3〜4段階あり、補正機能が強い程、セルの量が増えます。
QRコードの仕様については、デンソーウェーブのサイトに詳しい説明があります。
QRコードを自作する際は、事前にプリントアウトして、実際に読み込みが出来るかどうかのテストを行う事を強くおすすめします。
名刺用QRコードを作る手順
- QR生成サービスサイトや、アプリなどでQRコードを作ります。
- フォトショップを利用して、グレースケールに変換します。
- 適切な画像形式と解像度に変更します。
- イラストレーターのデータに貼付けます。
QRコードを作るには、無料で利用できるQRコード作成用のサイトを利用するのが一番カンタンです。いくつかご紹介しましょう。
おすすめの作成用・QR生成サイト
『QRコード』で検索すれば、無料で利用出来る制作サービスサイトは沢山出て来ます。必要な情報を入力してから、生成されたQRコードをダウンロードします。
個人情報が漏れないように、SSL通信に対応しているサイトもあります。
QRのススメ
QRのススメでは、いろいろなタイプのQRコードをカンタンに作成できます。
出力ファイル形式
- PNG
- JPEG
- EPS
epsに対応
印刷用・QRコードは、後からグレースケールに変換しますから、eps形式で生成できるQRサイトを選ぶと良いでしょう。
印刷用のQRコードを作る君
面白いところでは、イラストレーター用のベクトルデータでQRコードを作れるサイトもあります。
出力ファイル形式
- EPS
こちらのサイトでは、イラストレーターのEPSかPDF形式でダウンロード出来ます、QRコードはパスで出来てますから拡大縮小も自由自在です。
(印刷用のQRコードを作る君で作成したQRコード)
QRコード生成用アプリ
ラベル屋さん
パソコン用の無料アプリの定番なら、エーワンが提供してますラベル屋さんにもQR作成機能が付いています。
Windowsの他、Macにも対応しています。
ただ、ファイル形式はepsは選べないようですね。PNG形式などになります。
クルクル-QRコードリーダー

スマホ用アプリです。
URLやテキストに対応しています。
ファイル形式はJPEGです。
次回は、生成したQRコードを、グレースケールに変換する方法です。
(つづく)
QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です