イラレでの作り方

Illustrator ロゴのトレース【元画像の配置方法】

2016/08/08

イラストレーターでロゴをトレースしてみましょう。

名刺やフライヤー、紙の印刷物を制作する際には、デジタル化したロゴデータが必要となります。

今回は、スキャナ画像やwebからダウンロードした画像から、イラストレーターでトレースを行う方法を簡単にご案内致します。

操作画面は、mac版イラストレーターCS3になります。

イラストレーターでのロゴのトレース方法

大きく分けて二通りの方法があります。

  • ペンツールを利用して、トレースする方法
  • ライブトレース機能を利用して、トレースする方法(CS2以降)

解像度が高く、綺麗な画像が手に入れば、ライブトレース機能が利用出来ますが、通常はペンツールなどを使用して、こつこつとトレースしていきます。

取り込み用の元画像を準備します

最初に、トレースの元となる画像を用意する必要があります。

名刺などの印刷物の場合は、スキャナで画像を取り込みます。

画像の形式はjpgでもpngでもpdfでもイラストレーターに配置出来る形式なら問題ありませんが、なるべく高い解像度がほしいところです。
場合によっては、フォトショップを使用して、トレースしやすいように画像を修正しておきます。

画像の配置・テンプレート配置

画像を配置するには、テンプレートとして配置するか、単純にリンクで配置するかの、二通りの方法があります。

ペンツールを利用してトレースする場合は、テンプレートで配置した方が便利です。

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イラストレーターで新規ドキュメントを開いたら、最初に画像を配置します。

メニューから、ファイル/配置をクリックします。

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配置ダイアログが開きますので、テンプレートにチェックを入れてから、配置をクリックします。

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すると、トレースがしやすいように、自動的に配置画像の濃度が薄くなります。

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配置画像はテンプレートという新しいレイヤーに配置され、自動的にロックがかかります。
トレース作業は、レイヤー1で行います。

画像の配置・リンク

ライブトレース機能を利用してトレースする場合は、リンクで配置します。

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リンクで配置する場合は、テンプレートにチェックを入れないで配置をクリックします。

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通常のリンクで画像を配置すると、画像の埋め込みや編集、ライブトレースが利用出来ます。

画像が傾いている場合の修正方法

ロゴをスキャナなどで取り込む時は、画像が斜めになっている場合もあります。

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ガイドを表示させてみますと、

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右上がりで斜めになっている事が判ります。

このままトレースすると後から何かと不都合が出て来ますので、傾き加減を修正します。

修正するには、フォトショップを利用するのが正確で簡単です。

フォトショップでの傾き加減の修正方法

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イラストレーターに画像を配置したままで、修正することが出来ます。

最初に、画像はリンクで配置します。

次に、画像をクリックすると、コントロールパネルが上記のように変わりますので、
オリジナルを編集をクリックします。

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すると、フォトショップで画像が開きます(イラストレーター初期設定の場合)

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物差しツールを選択して、文字の下部を丁寧にドラッグしながらなぞります。

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マウスから手を離したら、そのままイメージ/カンバスの回転/角度入力をクリックします。

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カンバスの回転ダイアログが開きます。

先程の物差しの傾き加減が、角度に自動的に入力されていますので、
どこも触らずにOKをクリックします。

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傾きが修正されました。

ファイルを保存したら、イラストレーターに戻ります。

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イラストレータードキュメントに戻ると、上のダイアログが開きますので、はいをクリックします。

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すると、配置されている画像の傾き加減が修正されます。

以上で、元の画像を配置してトレースの準備が完了しました。

次回は、ライブトレース機能を使用してみます。

(つづく)

次のページ→Illustrator ロゴのトレース【ライブトレース】

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