前回 Illustrator グラデーション【メッシュツールの使い方】前編 の続きです。
オブジェクトにグラデーションメッシュを適用させたい場合は、二通りの方法があります。
等間隔にメッシュポイントを配置したい場合は、メニューのグラデーションメッシュを作成を利用すると簡単です。
グラデーションメッシュを作成
最初にオブジェクトを選択ツールで選択してから、次にメニューのオブジェクト/グラデーションメッシュを作成をクリックします。
グラデーションメッシュを作成ダイアログが開きますので、行数と列数に数値を入力してメッシュポイントの数を決めます。
メッシュの種類は、初期設定ではフラットになっていますが、種類から中心方向を選択すると、自動的になめらかなグラデーションが作れます。オブジェクトの中心のメッシュポイントが白になり、あとは行数と列数の数に応じて、各ポイントの色が徐々に変わります。
種類・エッジ方向を選択すると、先程と逆方向で自動的にグラデーションが適用されます。
カラーの変更方法
メッシュの色を手動で変更する時は、カラーガイドを利用すると簡単です。カラーを選択したら、現在の色を基準として、明度のバリエーションカラーが表示されます。ハイライト部分には薄めのカラーを、シャドー部分には暗めのカラーを選択すれば、簡単に滑らかな色の変化を表現出来ます。
カラーを変更するには、二通りの方法があります。
一つは、メッシュポイントをダイレクト選択ツールで選択後に、別カラーをクリックする方法です。
カラーをクリックすると、色が変わります。
もう一つのやり方は、カラーを直接オブジェクトにドラッグする方法です。
グラデーションメッシュの点の部分を、メッシュポイント。面の部分を、メッシュパッチといいます。
それぞれに、カラースウォッチやカラーガイドの色を、直接マウスでクリックしてからドラッグしても、色を変更する事が出来ます。
メッシュポイントの位置までカラーをドラッグすると、ポイントの色が変わります。
メッシュパッチの部分にカラーをドラッグすると、四隅のメッシュポイントの色が、同じ色に変わります。
長方形オブジェクトへのメッシュの適用
グラデーションメッシュは色々な形のオブジェクトに適用させる事が出来ます。
長方形でも同様です。オブジェクトを選択してから、メッシュツールでポイントをクリックします。
色を変更したい部分をダイレクト選択ツールで選択してから、違う色を選びます。
グラデーションメッシュをマスターしたら、イラストレーターで表現出来ることが広がりますね。是非、色々チャレンジして見て下さい。
データ入稿時の注意点
グラデーションメッシュを使用したデータを、印刷会社に入稿する時は注意が必要です。
場合によってはオブジェクトのラスタライズなどを行い、画像化させる必要があります。詳しくは各社ごとのテクニカルガイドをご覧下さいませ。
以上、グラデーションメッシュの簡単な使い方でした。
(つづく)
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