イラストレーターのオブジェクトにグラデーションを適用させてから、向きやサイズや位置を変更したい場合は、グラデーションツールを使うと簡単に操作する事が出来ます。
グラデーションパレットのスライダーやダイアログの操作とは違って、グラデーションツールはマウスをドラッグして操作しますので、より直感的にグラデーションの変更が適用出来ます。
以下、操作画面はイラストレーター CS3 Mac版になります。
グラデーションツールの使い方・線形の場合
グラデーションツールはツールパレットにあります。
ショートカットキー G(英数入力モードで)
最初にグラデーションを変更したいオブジェクトを選択してから、次に、グラデーションツールをクリックします。
使い方は簡単です。
オブジェクトの上で、マウスをクリックしてドラッグするだけです。
グラデーションのかかり具合が変更出来ました。
shiftキーを押しながらドラッグを行えば、グラデーションのかかり具合が 45°単位の直線な方向に固定されます。
縦向きにドラッグすると、
グラデーションの向きが直角方向に変わります。
斜めにドラッグすれば、
グラデーションの向きが斜め方向に変わります。
同じ方向でも、マウスをドラッグする距離を短くすると、グラデーションのかかり具合も小さくなります。
グラデーションの使い方・円形の場合
円形のグラデーションでも同様です。
グラデーションツールでドラッグしてみます。
左から真ん中くらいまでドラッグすると、
円形グラデーションの中心が左寄りに移動します。円形の大きさはドラッグする距離に比例して、大きくなったり小さくなったりします。
小さく、斜めにドラッグすると、
こんな感じになります。
グラデーションツールはグラデーションの向きや位置、サイズが変更されるだけですから、元々のグラデーションパレットの色の数やスライダーの位置などの内容は変わりません。その為、何度でもドラッグして色々試してみる事が出来ます。
グラデーションツールを利用して、色々なグラデーションを組み合わせるのも面白いですね。
グラデーションパレットが連動しない場合は?
グラデーションが適用されたオブジェクトを選択しても、グラデーションパレットが連動しない時があります。
そんな場合は、カラーパレットの色の選択が線になっていますので、塗りをクリックしてみて下さい。
グラデーションパレットが連動して、各種変更が出来るようになります。
以上、グラデーションツールの使い方でした。
(つづく)
次のページ→Illustrator グラデーション【メッシュツールの使い方】前編
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