写真のサイズを変更出来るフリーソフトは色々な種類がありますが、サイズ変更以外に、画像解像度まで変更出来るアプリとしてオススメなのが、GIMP(ギンプ)です。
画像を編集する機能がとても充実しています。MacでもWindowsでも使えます。
今回は、GIMPなどの無料アプリを利用して、画像のサイズや解像度を変更する方法をご紹介しましょう。
GIMPはこちら → GIMP・ダウンロード
画像の解像度を上げるフリーソフトは?
解像度を上げる理由
画像の解像度は基本的には、元のサイズより拡大できません。
年賀状印刷などネットプリントにアップロードしたり、データ入稿したい場合に、小さな画像などを無理矢理に拡大してしまうと、画像がギザギザになってしまい、綺麗な写真プリントが出来ません。
どうしても写真を拡大したい時は、waifu2x-caffeなどのフリーソフトや解像度拡大サイトを利用する方法もあります。
フリーソフトや無料体験版
画像の解像度を上げる主なサイトやフリーソフトなどです。
- 無料サイト:waifu2x
- 無料体験版:HitPaw Photo Enhancer
有料ソフトもあります・InPixio Photo Maximizer
画像サイズと画像解像度の関係
印刷向けに適切な画像解像度は、300dpi〜350dpi
dpiとは簡単にいうと、1インチあたりのドット(点)の数です。数値が大きい程、点の密度が濃くなります。
パソコンの画面で表示する場合の画像解像度は、72dpiで十分綺麗に表示出来ますが、印刷向けデータとしてそのまま使うと、解像度不足のボヤけた印刷になってしまいます。
印刷用データとして適切な画像解像度は、家庭用のインクジェットプリンターで、220dpi以上。商用印刷(オンデマンド・オフセット印刷)で、300dpi〜350dpiです。
(詳しくは、画像サイズと解像度/Adobe)
画像の解像度を調べたり、変更したい場合は?
画像の解像度変更アプリを利用すれば、解像度の確認や変更ができます。
無料で使える画像解像度変更アプリ(メジャーなところでは)
- プレビュー(Mac)
- ペイント(Windows)
- GIMP(Mac & Windows)
それぞれのアプリの使い方は、以下をご覧ください。
Macならプレビューでも可能
Macユーザーならプレビューも便利
単純な画像サイズ変更であれば、Macにバンドルされているプレビューが便利です。
画像サイズと解像度の変更が出来ます。
プレビューで画像を開いたら、ツール/サイズを調整を選択します。
サイズの調整ダイアログが開きます。
変更したいサイズと解像度を入力します。
縮小は可。拡大は不可。
画像はサイズを縮小する場合は問題ありませんが、拡大は基本的には出来ません。プレビューの場合だと、調整後のサイズが100%以下になる範囲で設定します。
意外と高機能
プレビューには、他にも画像の切り取りや簡単なカラーの調整などの機能もついています。詳しい操作方法はこちらをご覧下さい。
Windowsのペイントは?
サイズ変更だけならペイントでも可能
Windows付属アプリのペイントです。
サイズ変更をクリックします。
変更したいサイズをパーセントもしくはピクセル数で指定します。
(例)ハガキサイズに変更するなら
ハガキのサイズは、148mm x 100mmです。ピクセルに換算すると、1748ピクセル x 1181ピクセルです。
ペイントは画像解像度の変更が出来ない
ペイントは画像のサイズを変更することは出来ますが、画像解像度の変更は出来ません。(縮小しても画像解像度は、元の解像度数72dpiから変わらない)
GIMPの使い方
MacでもWindowsでも使える
ダウンロードサイトは英語です。
ダウンロードの方法
GIMPがダウンロード出来るサイトです。GIMP・ダウンロード
Mac版はOS Xを、Windouws版は、Microsoft Windouwsをクリックしてから、オレンジ色のdirectlyタイプをクリックするとダウンロードが始まります。
Windowsの場合
実行ファイルをダウンロード後、ダブルクリックで開きます。
Macの場合
設定によっては、ダウンロードしたdmgをダブルクリックしても、開発元が未確認のため開けません。と表示される場合があります。
その場合は、環境設定を開きます。
セキュリティとプライバシーを選択して、アプリケーションの実行許可を確認してみてください。すべてのアプリケーションを許可、もしくはこのまま開くをクリックすれば、開けるようになります。
開くをクリックすればインストールが始まります。
使い方
画像サイズと解像度変更の方法
(以下操作画面はWindows版です)
ダウンロードしたGMIPを起動させます。特に設定しなくても日本語で表示されるはずです。
画像を開くには、ファイル/開くを選択します。
画像のサイズと解像度を変更するには、画像/画像の拡大・縮小を選択します。
サイズを変更します。
変更したいサイズと解像度を入力して、拡大縮小をクリックします。
このダイアログでは、画像の縦横比率は変更出来ません。
縦横サイズを変更したい場合は?
例として、画像をハガキサイズ(1748px x 1181px)にする場合
キャンバスサイズを見ると、高さを合わせると、幅がすこしはみ出ますね。(1772px x 1181px)これを修正するには、キャンバスサイズの変更を行います。
いったん、拡大縮小をクリックして操作を完了させてください。
次に、画像/キャンバスサイズの変更を選択します。
キャンバスサイズを希望のサイズに変更して(1)、サイズ変更をクリックします(3)
オフセットを中央(2)にすると、センターを基準に左右の端部分がカット出来ます。
修正した画像の保存方法
普通に、ファイル/保存を選択すると、xcf形式といってGMIP用の形式ファイルで保存されます。
JPGEやPNG形式で保存する場合は、名前を付けてエクスポートを選択して下さい。
名前を付けて、エクスポートをクリックすれば指定の場所に保存出来ます。
以上の操作で、元画像 5472ピクセル x 3648ピクセル 72dpiを、はがきサイズの、1748ピクセル x 1181ピクセル 300dpiに変更出来ました。
このまま家庭用のインクジェットプリンターで印刷出来ますし、ネット印刷サービス会社に印刷用データとしてアップロードも可能です。
GMIPはPhotoshopと比較しても遜色ない高機能なソフトですね〜
少しずつ操作方法を覚えれば、知らずに高度な画像修正テクニックが身に付くかもしれません。
以上、画像の解像度を変更出来るフリーソフトの紹介でした。
(おわり)
年賀状作成などに最適な有料印刷アプリなら?
もし、年賀状作成用に画像を加工出来るアプリをお探しなら、年賀状などが作れる有料ソフトも検討してはいかがでしょう。
写真編集・切り抜き・エフェクトなどが簡単に操作出来ます。
はがき印刷に特化したソフトなので、住所録の印刷なども簡単な上、印刷用デザインも豊富に用意されています。有料ですが効率よく作業の時間短縮が可能でしょう。
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